2000年代始めの頃のお人形

カンサスの田舎の大学生時代、アパート近くにお人形のショップがあった。このショップについては、不思議なことがいっぱいあったんだけど、それはまたの機会にお伝えすることにするね。

まあそのお人形ショップのせいでヴィンテージバービーを知ってお人形にハマっていくのだけど。てか貧乏学生ゆえヴィンテージバービー高くて買えないからいつか自分で作ろうと思ったの。

帰国して就職したのは、主に通販のグッズを企画制作する小さなメーカーで、私はプロダクトデザイナーとして雇ってもらった。そこではテディベアやドールハウスの商品企画とデザインをやっていたけど、おもちゃ(知育玩具)に関わるのもすごく偶然。

バービーみたいなお人形さんは会社では用無しなので、お人形制作はお家で。最初はメイクオーバーから始めて、それからオビツやボークスの素体を買って自分でいろいろ加工して。

描き目の子にはまつ毛を植毛し、義眼をつけるようになるとツケマもつけてやり、髪の毛も最初は手で植毛していた。めっちゃ手が痛くなるけど植毛は楽しい。

その後植毛されたヘッドを発見し、以降はそれらを購入し、自分でやるのはメイクとお湯パーマとヘアカットのみ。

洋服は妹に作ってもらう。さすが専業主婦、めちゃたくさん作ってくれた。

そうこうしながらお人形さん結構たくさん作って、ひたすら妄想に耽った。今考えると赤面する下手くそさだけど、裏原宿の小さなギャラリーにおいてもらったり、ヘッドだけをメイクしたのをひたすらヤフオクで売った。(その頃はメイクはちょいましになってたけど、それでもよく買って下さったものですわ。)(>人<;)

こんなお人形さん達だったけど当時は珍しかったのか、大手通販会社を辞めて独立して企画を販売する会社を始めた人が、私のお人形を商品モデルとして使わせてほしいとオファーを下さった。

色々あって残念ながらそのお話は流れたのだけど、実現しなくてよかったかな。ほんと今思うと顔から火が出そう。

今度はほかの会社のドールを使った二次的制作ではなく、型から自分ので。今度は胸を張って「このドールを使ってください」といえるお人形をデザインするつもり。

写真出てきたから動画撮りました。

ご笑覧ください。